お子さんは何が好きですか?
幼い頃通っていたピアノのグループレッスンで、いつも必ず泣いてしまう男の子がいました。
皆の前で弾くのが恥ずかしいのか
ピアノの前で頑なに弾こうとせず、先生も必死!
「ここまで弾いてみよう!」 「となりで先生も一緒に弾くよ!」と励まします。
それでも うわ~ん(大泣き)・・・
なんとか音を出すようもっていき。
この繰り返しでした。
4.5歳の頃のことですが、その光景をよく覚えています。
でも彼は、休むことなく毎週来て、卒業の写真には泣き顔ではなく
凛とした顔で映っています。
一見、ピアノがきらいに見える男の子ですが
休まず来るにはきっと理由があったと思います。
お母さんが彼を連れてきたとしても、
やめさせなかった理由があったのではないかと思います。
皆の前で弾くのが嫌なだけでピアノは好きだったとか
歌を歌うことが好きだったとか、
きっとお母さんは知っていたのだと思います。
いずれにせよ、すべての過程を終了し、やり遂げた達成感が
その写真にあらわれていると思いました。
お母さんや先生の想いも想像できますね。
どんなことも、子どもたちが楽しく参加している様子をみるのは
親としてうれしいことです。
子どもたちは強いられてすることよりも
自分からすすんで楽しみながらする事柄の方が、より早く覚え、学ぶと言われています。
でも集中できる時間は人それぞれですし
当然レッスンの中で、興味を持つもの、持たないものがあるでしょう。
本当は興味があっても、恥ずかしさや性格的なところからの行動もあったりするので、
常に楽しい!おもしろい!を見せてくれるとは限りませんね。
リトミックレッスンに来てくださると、
「うちの子だけ うろうろしてすみません」
「私にべったりで離れなくて・・・」
「どうしてこう落ち着きがないのかしら」
と、心配される、申し訳なさそうに言われることがありますが
お子さんが何に興味を示すかの方に意識を向けると、とっても大きな気づきになったり
育児が楽しくなるヒントになったりします。
「ライアーの音が好きみたいです」
「なぜか今日は鈴をずっと持っていた」
「シフォン遊びがはじまるとキャッキャキャッキャ声を出す」
それ以外のところでそわそわしても、あっちこっちに行ってしまっても
お子さんの好きなものをひとつでも発見できたら◎
そして、
こんな遊び方があるよ~!
こんなのはどう? と子どもたちに見せてあげることで
子どもたちがいつでも気づける機会を開いてあげましょう。
それがいつくるかを楽しみにしながら・・・。
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by onnou
| 2012-01-18 11:57
| 音脳リトミック